篠見四十八滝〜小金ヶ嶽

2005年04月16日



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篠山市

篠見四十八滝にはいつか行きたいと思っていたが、4月2日に小金ヶ嶽に登ったときに篠見四十八滝から
6kmの縦走路があることを知った。
ヒカゲツツジは見頃シーズンの様であり、6kmの縦走は春山前のトレーニングに絶好と思い出掛けてみる。

東多紀連山コース図、篠見四十八滝から登り、縦走路往復、下りは荒れた遊歩道を降りる。

篠見四十八滝の登山口には広い駐車場と東屋、トイレが
ありキャンプ場にもなっている。

登山口にある滝めぐり案内板、周回だけなら約2時間となっている。

〔篠見四十八滝めぐり〕
誰もが48ヶの滝があるものと思ってしまうが、八つの滝が始終流れているから四十八滝と名付けられたらしい。(インチキだ!)

最初の滝が落差5m程の手洗い滝
ここで手でも洗えということか。

弁天滝とその上に肩の滝

落差20m程の長滝、これを見るには
登山道から沢まで降りる必要がある。

落差15m程のシャレ滝、名前の
由来は判らない。

対岸を見ると一体はヒカゲツツジの
群生地で一斉に開花していた。

薄黄色の花を咲かすヒカゲツツジ。

岩壁一体に咲き誇るヒカゲツツジ。

こぶしは真っ白な花を咲かせている。

〔くさり場〕
滝めぐりコース中には沢山のくさり場があり、
下りに使うより登りの方が楽しめる。

滝めぐり中、最大の落差25m程の大滝

滝の始まりとなる一の滝二の滝

写真を撮りながらゆっくり歩いて40分で滝めぐりを
終える、ここから上はくさり場のある急峻な登りとなる。

くさり場を登り切ると一変して穏やかな散策道となる。

約1時間で下山コースと縦走路の分岐点に出る。
ここで下山すると30分で登山口に降りられる。

〔多紀連山縦走路〕
縦走路は不住無く整備されているが、通る人が少ないのか薮が結構茂っている箇所もある。
小金ヶ嶽までは6つのピークを越えなけらばならず、距離よりもトータル高低差が堪える。

〔峠山(631m)〕
最初のピークは峠山であるが、ピークらしさはまったくなく標識がなければ通り過ぎてしまう。
ここで登山口を後から出発された御夫婦と会う、抜かれた覚えはないのに先に来ていたので聞いてみると
遊歩道を上がられてきたらしい、峠山から小金ヶ嶽まで2時間掛かると知って、引き返すと言われていたが、
その後、私の後を付いてきていた、気が変った様だ。

二つ目のピーク(544m)から縦走路を見ると、まだ4つのピークが控えている、小金ヶ嶽はまだ見えていない。

縦走中、展望はほとんど利かない、4つ目のピークを
過ぎたころに少し展望が得られる。
先々週は鍔市ダムから縦走路を見上げていた。

5つ目のピーク(694m)を見る。

2時間50分で小金ヶ嶽に着く、山頂から縦走路を振り返る。
これを引き返すのか!

先程、8名のおばちゃんが縦走路に降りていった
ので山頂には誰も居ない。

昼飯を食べながら峠山で会った御夫婦を待つが、
15分待っても来ないので先に下山する。

二箇所ある鞍部の前後には長い地獄の階段が続く、
帰路は意外と足取りは軽かった。

最後のピーク峠山を見る、これを登り切れば後は
下るのみ。

四十八滝遊歩道から見たヒカゲツツジ群生であるが、
写真では何も見えない、尾根の向こうが四十八滝になる。

下山は2時間5分で終える
遊歩道ではヒカゲツツジを毎年見に来ていると言う御老人に
話しを聞きながら下山する。
駐車場に帰り着くとオートバイを含め車で一杯だった、
滝めぐりとヒカゲツツジに人気がある様だ。

天気晴朗なれど春霞
一つ一つの滝としては大したことはないが、くさり場を含めた
登山道、様々な滝の形態で滝めぐりは非常に面白いと感じた。
それに比べ縦走は景観もほとんど得られず登り降りの多さは
修行に近い感じであるが、今日はいいトレーニングにはなった。

多紀連山
前回まで多紀アルプスと表記していたが、今回縦走してみて、
アルプスを思わすところはどこにも無く、やはり多紀連山の
名がこの山には相応しいと思う。